コンサートピアニスト。
神戸生まれ。桐朋学園大学卒業後、渡欧して天才イディル・ビレット女史の唯一の弟子として研鑽を積む。
1996年より古典・ロマン派の作曲家作品の全曲演奏という世界でも類を見ない偉業を成し遂げる。
また管弦楽曲などのオリジナルソロ編曲版を次々と演目に取り入れる新たなジャンルを確立。
これまでにベートーヴェン32ピアノソナタ全曲演奏会を4度、モーツァルト・シューベルトピアノソナタ全曲、及びシューマン・ブラームスピアノ作品全曲演奏会は2度ずつ開催済み。
12年にはオリジナル編曲によるベートーヴェン「運命」「田園」「英雄」「第九」など9交響曲全曲演奏も完遂。
他にも「新世界」「未完成」などの交響曲、「皇帝」等のピアノ協奏曲、オペラ、歌曲、室内楽作品に至るまで多岐に渡るオリジナル編曲を手掛け披露している。
圧倒的なレパートリーに裏付けられた音楽に対する深い造詣と教養力、独特の柔らかく透き通る音と自然な息遣い、そして心底から感動を沸き立たせる演奏。
それらオンリーワンの魅力とともに、一期一会の生演奏にこだわり続け「心から心へ」をモットーとした真に芸術性の高い真摯な演奏活動をリサイタルを主に展開。
人気シリーズのコンサートも数多く、伊丹トーク&ピアノコンサートシリーズは第75回、明石リサイタルシリーズは第100回を超えるロングラン。
日本各地でのリサイタルは1000回を超え、10年からは毎年アメリカや欧州でのリサイタル公演に招聘され、14年には日本スイス国交樹立150年記念コンサートに2度招かれるなど国外でも活躍。
国際ピアノコンクール審査員(スペイン、ルーマニア)歴任。
スタインウェイハンブルク本社よりスタインウェイアーティストの称号を授与されている。
田尻 洋一 公式サイト(外部リンク)