広瀬  悦子
プロフィール

 3歳よりピアノを始め、弱冠6歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」を演奏。
 1992年モスクワ青少年ショパン国際ピアノコンクール優勝、日本および台湾にて10数回のリサイタルを開催。
 パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院を共に審査員全員一致の首席で卒業し、併せてダニエル・マーニュ賞受賞。
 ヴィオッティ、ミュンヘン両国際コンクール入賞後、99年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールで優勝。  その後、世界各地で演奏活動を続ける。

 パリ・ショパン・フェスティヴァル、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、日本、ワルシャワ、ビルバオ、エカテリンブルグ)、カンヌ音楽祭、オランピア劇場に於けるラジオ・クラシック・フェスティバル、コインブラ音楽祭、ベルリオーズ音楽祭、ノーアン音楽祭、リストマニア、アルゲリッチ音楽祭(別府、台北、ペスカーラ)、ドゥシニキ音楽祭等に出演。
 2001年シャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団で、日本におけるオーケストラ・デビューを果たす。
 その他、これまでにバイエルン放送交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、アルゼンチン国立管弦 楽団、トリノ国立管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、テヘラン交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、読響、新日フィル、東響、東フィル、仙台フィル、名フィル、広響、群響、大フィル、武漢交響楽団ほか国内外のオーケストラと多数共演。
 03年6月にはオルフェウス室内管弦楽団日本ツアーにソリストとして参加。
 07年4月、ワシントンD.C.のケネディセンターにてリサイタルを行い全米デビュー、その模様が世界中にインターネット中継される。
 2010年にはフランスに於いてシューマンのピアノ協奏曲でネルソン・フレイレの代役を数回務め、大成功をおさめた。
 2015年A.デュメイ指揮・関西フィルのヨーロッパ・ツアーにソリストとして同行、ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭にて細川俊夫「月夜の蓮」を演奏し、地元紙から絶賛された。

 04年2月にコロムビアより「シャコンヌ」でCDデビューを飾り、以降「ラ・ヴァルス」、「ファンタジー」、「Le Vent」をリリース。2010年には5枚目のCD「Chopin : Ballades & Nocturnes」が、MIRAREより日本人初として世界的に発売され、レコード芸術「特選」等、各紙で高い評価を受ける。
 翌年には「シューマン&リスト:ピアノ協奏曲集」をリリース、2012年発売の「バラキレフ・ピアノ作品集」は再びレコード芸術「特選」に選出された。
 2016年にはシプリアン・カツァリス氏と4手・2台ピアノのための『ロシア・バレエ音楽トランスクリプション集』CDをリリース、合わせて日本ツアーを行い、各地で好評を博した。
 2018年春には最新盤「リアプノフ:超絶技巧練習曲集」をMIRAREからリリース予定。
 またその演奏はフランスのテレビ(ARTE、FRANCE 3)やラジオ(フランス・ミュージック、ラジオ・クラシック)及びNHKにてしばしば放送されている。
 これまでにピアノを星洋子、中島和彦、中沖玲子、G・ムニエ、B・リグット、M.F.ビュッケ、J.シャミネ、A.ブレンデルの各氏に、室内楽をC・イヴァルディに師事。

日本コロムビア 広瀬 悦子公式サイト(外部リンク)