指揮者レイナルド・ジョヴァニネッティの次男としてマルセイユに生まれる。パリ音楽院、ブカレスト音楽院に学び、アマデウス・カルテットのもとで研鑽を積む。1984年にイザイ・カルテットを結成し、みずから第1ヴァイオリンをつとめ、エヴィアン国際コンクールに優勝するなど輝かしい成功をおさめる。1995年には新たな挑戦としてフランス人とロシア人によるエリゼ・カルテットを創設し、欧米にて活発な演奏活動をおこなっている。これらのカルテットにより、デッカ、ハルモニア・ムンディ、フィリップス、ナクソス等のレーベルで数多くの録音をおこない、いずれも高い評価を得る。カーネギー・ホール、ムジークフェライン、モーツァルテウム、ウィグモアホール、コンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ劇場など世界の檜舞台に登場,絶賛を博した。現在はパリ音楽院教授として後進の指導にもあたっている。かつてメニューインはジョヴァニネッティの演奏を聴き、「私はこの天使の如き音楽家のおかげで、人生における最もピュアな音楽的感銘を受けた」と述べている。現在、パリ音楽院の教授を務める。